遺産分割協議書の作成に必要な書類などを解説いたします。
ざっくりポイント
  • 遺言書がない場合は、遺産分割協議をして遺産を分割する
  • 遺産分割協議書とは、遺産分割協議の内容を記載した書類
  • 遺産分割協議書を作成するには、いくつかの書類を集めておくのが重要
目次

【Cross Talk 】遺産分割協議書を作成するにはどんな書類が重要?

親が亡くなって遺産を相続します。親が遺言書を作成しなかったので、相続人で話し合って遺産を分割するのですが、どのような書類が必要ですか?

遺産分割協議によって遺産を分割する場合、協議の内容を記した遺産分割協議書という書類が重要です。遺産分割協議書を作成するにあたって、いくつかの書類を用意しておくことも大切ですね。

遺産分割協議書を作成するために、いくつかの書類を集めることが重要なんですね。書類の種類についても詳しく教えてください!

遺産分割協議書の作成に必要な書類は、どんなものがある?

被相続人が遺言書を作成していない場合、相続人が遺産分割協議をすることで、どのように遺産を分割するかを決めます。 遺産分割協議で取り決めをした内容は、遺産分割協議書という書類を作成して記載しておくことが重要です。 遺産分割協議書をスムーズに作成するには、いくつかの書類を集めておくのがポイントです。 そこで今回は、遺産分割協議書の作成に重要な書類について解説いたします。

遺産分割協議書とは

知っておきたい相続問題のポイント
  • 遺言書がない場合は、遺産分割協議によって遺産を分割する
  • 遺産分割協議書とは、遺産分割協議の内容を記載した書類である

親が亡くなって兄弟で相続することになったのですが、相続に必要な書類がよくわかりません。遺産分割協議書とは何ですか?

遺産分割協議書とは、遺産分割協議の内容を記載した書類です。誰が何をどのくらい相続するかなどが記載されています。

遺産分割の方法

被相続人が亡くなって相続が発生した場合は、まずは遺言書の有無を確認しなければなりません。 法的に有効な遺言書がある場合は、原則として遺言書に記載された内容で遺産を分けることになるからです。

被相続人が遺言書を作成していなかった場合は、法定相続人(民法に定められた相続人)で遺産分割協議をします。 遺産分割協議とは、法定相続人が全員で話し合いをして、遺産をどのように分割するかを話し合う手続きです。

遺産分割協議書は遺産分割協議の内容を記したもの

遺産分割協議をした結果、どのように遺産を分割するかが決まったら、その内容を遺産分割協議書という書類にしておきます。 つまり遺産分割協議書とは、遺産分割協議の内容を記した書類なのです。

遺産分割協議書には決まった書式はありませんが、一般に以下のような内容を記載するのが重要になります。

  • 被相続人の氏名と亡くなった日付
  • 法定相続人全員の氏名と住所
  • 誰が何をどのくらい相続するか

遺産分割協議書があれば、遺産分割協議でどのような取り決めがされたかを客観的に証明するのに役立つのです。 全員が遺産分割協議に同意したことを証明するために、遺産分割協議書には原則として法定相続人全員が署名・捺印します。

遺産分割協議書作成のための書類

知っておきたい相続問題のポイント
  • 遺産分割協議書を作成するには、いくつかの書類を集めておくことが重要
  • 遺産分割協議書に役立つ書類として不動産登記簿、残高証明書、車検証などがある

遺産分割協議書を作成するには、いくつかの書類が必要だと聞きました。どのような書類を集めなければなりませんか?

遺産分割協議書を作成するのに一般に役立つ書類として、被相続人名義の不動産登記簿や、被相続人名義の預貯金の残高証明書などがあります。

何故書類が必要か

遺産分割協議書を作成する場合には、いくつかの書類を用意することが重要です。 書類が必要になる主な理由は、誰が相続人であるかを確定するためと、遺産として何があるかを確定するためです。遺産分割協議を成立させるには相続人全員の同意が必要なので、誰が相続人であるかを確定しなければなりません。

次に、相続人の間で遺産を分割するには、相続の対象となる遺産として何があるかを確定する必要があります。 例えば、相続人が誰であるかを確定するには被相続人の戸籍謄本などが必要です。 遺産を確定するには、被相続人の不動産の地番などが記載された不動産登記簿や、被相続人名義の預貯金の金額が記載された残高証明書などが重要になります。

戸籍等の書類

遺産分割協議書を作成するために必要な書類としては、主に以下のものがあります。
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本など
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑証明書

被相続人の戸籍については、死亡時から開始して出生時まで遡っていくことが必要です。出生から死亡までの本籍地が異なる場合は、戸籍をたどって集めていかなければなりません。

不動産登記簿

遺産に不動産がある場合、書類として不動産登記簿(登記簿謄本)が重要になります。 不動産登記簿とは、土地や建物などの不動産について、所在地や所有者などの情報が記載された書類です。 不動産を相続する場合は、被相続人名義の不動産登記簿を手がかりに、どのような不動産があるのかを把握する必要があります。

不動産について遺産分割協議書に記載する際は、不動産登記簿を参照し、地番などを正確に記載しましょう。 不動産の表示 登記事項証明書(登記簿謄本)に記載されている内容と間違いがないよう正確に地番や家屋番号を記載します。

銀行など金融機関の残高証明

遺産に預貯金がある場合、書類として残高証明書が重要です。 残高証明書には、証明したい日付の時点での正確な残高が記載されています。 そのため、相続発生日(被相続人が亡くなった日)を基準にして残高証明書を取得すれば、相続される預貯金の正確な金額を把握するのに役立つのです。

遺産分割協議において残高証明書があれば、被相続人の預貯金の金額が客観的に把握できるので、遺産をめぐる争いを避けやすくなります。 注意点として、残高証明書を発行してもらうには、被相続人がどの金融機関に口座を持っているかを把握しておかなければなりません。

車検証

自動車の相続手続きをする場合は、遺産分割協議書を作るために車検証が重要になります。 車検証が必要な理由は、どの車が相続の対象になるのかを特定するためです。

一般に以下の情報を記載しておくと、車を特定するのに役立ちます。

  • 登録番号
  • 車名
  • 型式
  • 車台番号

いずれの情報も車検証に記載されているので、車検証を参照してきちんと記載すれば、基本的に問題ありません。ただし、登録番号や車台番号などは同じような数字が続くことが多く、遺産分割協議に記載するときに数字を誤りやすいので注意しましょう。

まとめ

被相続人が遺言書を作成をしていない場合、相続人が遺産分割協議をして、誰が何をどのくらい相続するかを決めます。 遺産分割協議書で決めた内容については、遺産分割協議書を作成して記載しておくことが重要です。 遺産分割協議書を作成するにあたっては、被相続人の不動産の不動産登記簿や、被相続人の預貯金の残高証明書などの書類を集めておくと、スムーズに作成しやすくなります。 さらに詳しく知りたい方は、一度弁護士に相談することをおすすめします。

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この記事の監修者

弁護士 藤井 優希神奈川県弁護士会
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